睡眠学会学術集会で感じたこと!

先月末、横浜で開催された「日本睡眠学会第42回定期学術集会」に参加してきました。

 

 

学術集会に参加するのは2回目なので雰囲気はつかめていましたが、当然周りはほとんどがお医者さんなのでアウェイ感はハンパじゃないですよね。

 

後、8会場で同時に別々のテーマでシンポジウムやセミナーが行われるので、どれに参加するか選ぶのも大変なんです。体が2つ3つ欲しいって本当に思います。

 

さて、今回の学術集会で強く感じたことですが、睡眠の問題に対する最も効果的なアプローチは「睡眠衛生指導」だということです。

 

要するに、睡眠のメカニズムの基本を知ってもらい、生活習慣の改善を促すことが不眠症対策の王道ということです。

 

睡眠薬が本当に必要な人はごく少数なのです。

 

睡眠薬の処方には医師免許が必要ですが、生活習慣の改善を促すことに医師免許は要りません。志と知識があれば誰でも可能です。もちろん「医師」という肩書きにある信頼感を与えることは出来ませんけど。

 

それでも、日本人の5人に1人が睡眠に不満を抱えているということは約2,400万人の睡眠をサポートしないといけません。医師だけではとてもじゃないですがキャパオーバーです。私の様な寝具を販売する人間も含め、睡眠に関わる様々な分野の方が色々な場面で生活習慣改善のサポートしていく必要性を改めて感じました。

 

肩書きの信頼感に代わる「実績」という信頼感を与えられる様にお客様への快眠アドバイスや電話・メール相談、それから韮校の午睡活動のサポート等、これまで通りコツコツと積み重ねていこうと思います。

 

 

後、これまで行われてきた子供を中心とした様々な生活習慣改善キャンペーンの結果、「早起きする事の意味」が誤って解釈されてしまった可能性があるという意見がありました。

 

朝活とか朝チャレとか早起きを推奨するのは悪い事じゃないですけど、早起きする事の本当の意味は自然と早寝する状態に導くことなので、早く寝なければ睡眠時間が余計に少なくなって逆効果です。

 

同じ事が今話題になっている「睡眠負債」にも言えます。平日の睡眠時間が足らない慢性的な睡眠不足を解消するため、休日に遅く起きて睡眠時間を確保すると、平日と休日の生活リズムがズレて余計にカラダに悪いのです。これを「社会的ジェットラグ」と言うらしいですね。

 

現代人の特に若年世代から労働世代の多くは10分でも良いので平日に早く寝ることなのです。

 

 

最後に、不眠を訴える患者さんに対して脳波計などの計測器を使って睡眠の状態を調べてみるとデータの上では異常が無いケースがあるそうです。本人が計る主観的評価と機械で測る客観的評価がズレるのです。

 

これって寝具の世界でも似たような事があるかもしれないって気がします。機械を駆使してオーダーメイドの寝具をつくる事が流行りですけど、全ての人がそれで満足のいく結果(睡眠)を得るわけじゃないですからね。

 

やはりと言うか、当然ですが我々は機械じゃなくて人間なんです!

 

もちろんデータが必要ないって事じゃないですよ。数字とも人間とも上手にバランス良く向き合う事が大切なんだと思います。

 

さて来年はどこでやるのかな…。近場でやってほしいな…。

 

by sleepdesigner:圭(睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)

 

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