快眠アドバイス『朝の太陽の光を浴びて幸せになりましょう』

 

先週、お電話で50代の女性から睡眠相談を頂きました。

 

相談内容は「朝までグッスリ眠ることができずに悩んでいて、どんな寝具を使ったらよいですか?」でした。

 

この女性は躁うつ病と診断されて通院しながら自宅療養中だそうです。

 

 

まず、今使っている敷寝具をお聞きすると「エアウィーヴの薄いタイプ」と、店名やメーカーは覚えていないけど「18,000円ぐらいの高級枕」だとおっしゃいました。

 

次に何時に寝て、何時に起きているかをお聞きしたら「夜の8時半には眠くなってしまって夜中の1時位に起きてしまう」とのことでした。そこから処方されている睡眠薬を使って眠ろうとしているけどなかなか深く眠れないのだそうです。

 

8時半に眠くなるのは普通に考えれば少し早いなと思ったので、夜の過ごし方を尋ねてみると、夜は出来る限り照明やパソコンなどの光を浴びない様な生活を心掛けていらっしゃいました。室内の照明の色もオレンジ系にして、スマホもやめてガラケーに戻したそうです。(ちなみに私もガラケーです。)

 

この夜の光に対する意識は睡眠の事を考えれば非常に良いことですね。どうやら一緒の部屋で生活するペットのインコがいて、その子の為に夜は出来る限り暗くしているとのことでした。

 

 

夜の過ごし方はとりあえず問題無さそうだったので、朝の過ごし方をお聞きしたところココが少々問題アリでした。

 

まず、朝に太陽の光を浴びていなかったのです。そして仕事をしていないこともあって、基本的に一日中家の中でゴロゴロ過ごしているとのことでした。

 

 

人間のカラダは一日まったく同じ状態で活動しません。体温は上下しますし、時間によって体内で分泌される物質が変化します。その様なカラダの内側の変化によって眠たくなったり、活動的になったりするのです。

 

そのカラダの内側の変化に大きな影響を与えている要因が「光」であり、特に強い(照度の高い)光である『太陽の光』なのです。

 

 

この太陽の光を朝浴びることで人間は睡眠(休息)モードから覚醒(活動)モードに切り替わります。同時に太陽の光を浴びた時間で睡眠モードに入るためのホルモン物質(メラトニン)が分泌される時間も決まります。

 

 

つまり、ちゃんと眠りたいなら、まずちゃんとした時間に太陽の光を浴びないとダメなのです。

 

 

その話をすると「医師にその様な話をされてベランダで朝ごはんを食べていた時期もあった」と思いだして、それはちょっと恥ずかしくてやめたてしまったそうですが「意味のある事ならまた始めてみます」とヤル気になってくれました。

 

もちろん朝ごはんをベランダで行うまでしなくても、朝陽が入る部屋で朝ごはん等の朝の活動を行うだけでOKですよ。まずは起きたらカーテンを全開にして太陽の光を浴びましょう。

 

余談ですが、子供を起こすのも目覚まし時計よりカーテン全開の方が効果的です。生活リズムが乱れて遅刻グセのある生徒を日の当たる窓際に席替えして遅刻グセを改善した実例もあります。

 

太陽の力は凄いのです!

 

 

 

それから昼間の活動量が圧倒的に少ないので、これでは脳が疲れません。脳が疲れなければ人は眠れない(眠る必要がない)こともお話ししました。医師からも指導されていたみたいですが、まず「散歩をして体を動かしてほしい」ともお願いしました。

 

 

肝心の寝具に関しては、起床後に体の痛みがあるわけでもないですし、むしろ買い替えてから肩や腰の痛みは軽減されたとのことだったので、今はそのままで問題ないでしょうとお話ししました。この女性の場合、まず優先すべきは生活習慣の改善だと判断したからです。

 

寝具は睡眠を支える要素の1つに過ぎません。グッスリ眠るために生活習慣を整えることも非常に大事なのです。

 

 

ただ、会話の流れでお使いの寝具に関してもう少し詳しく知ることが出来て、敷パッドに改善の余地はありました。エアウィーヴと併用している敷パッドが化学繊維の商品だったので、これは「綿を中心とした天然素材の敷パッドにした方がより良い」とはお話ししました。

 

理由は「吸湿性」です。敷パッドなどの人間に近い寝具は睡眠中の発汗にきちんと対処してくれる素材を選んでほしいからです。するとやっぱり「天然素材」なのです。

 

 

これからの気温が高い季節に使う敷パッドを探す場合は、生地のみならず「詰め物(中わた)」の素材まで天然素材かどうか注意して探して下さいね。

 

 

 

そして、お話しをしていて「社会復帰したい」「仕事をしたい」と強く願っていると打ち明けてくれました。

 

この「したい」という願望が睡眠を改善する上でとっっっても大事なのです。

 

人間はグッスリ眠ることが人生の目標とか目的では無いと思います。

 

起きている時間で何をするか。何をしたいのか。そういう生きていく上で「やりたいこと」「生きがい」を持つことが睡眠を改善する『本当の第一歩』だと思っています。

 

 

今回の女性はその願望をちゃんと持っていて安心しました。

 

朝、太陽の光を浴びて、一日でも早くきちんとした生活リズムを取り戻して、社会復帰して、もっと幸せになってほしいですね。

 

この様な感じで電話やメールでの睡眠・寝具相談を受け付けていますので、お気軽にどうぞ。

 

 

by sleepdesigner:圭

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