快眠コラム『睡眠時無呼吸症候群~治療対策編~』

 

 

前回の快眠コラム「睡眠時無呼吸症候群~症状編~」の続き『治療対策編』です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は保存的治療と外科的治療とに大別されます。

保存的治療には、減量や生活習慣改善などの一般的治療と「口腔内装具(Oral Appliance:OA)」「nCPAP」などの機具を用いる治療があります。外科的治療には、気管切開、上気道の拡大手術、下顎の手術などがあります。

どの治療を選択すべきなのかはSASの重症度、患者さんの状態によって違ってきますが、現在の治療の中心は保存的治療で特にnCPAPが治療の主流になっています。

CPAPイラスト

nCPAPのnは「nasal=鼻の」という意味で、CPAP(シーパップ)は重症の呼吸不全の患者さんなどの治療に使われる一定の圧力で空気を気道に送り込む機械です。ふつうのCPAPは気管内にチューブを入れて空気を送るものですが、nCPAPは鼻マスクを頭部に固定し、鼻から空気を送り込む装置になります。

SASは上気道筋の活動の低下や上気道周辺の脂肪によって気道が狭くなってしまうことが原因ですが、この装置をつけると送り込まれる空気によって強制的に気道が開くというわけです。

口腔内装置(OA)という一種のマウスピースを使う方法は、その装具をはめて下顎を無理やり前に出すというものです。非肥満系の比較的軽症のSAS患者さんやnCPAPが使えない患者さんに使われます。

また、飲酒や食事など生活習慣の見直しや寝姿勢を適切に保てる枕および敷寝具を使う事も大切です。

SASはnCPAPを付ければほぼ確実に改善します。ただし、対処療法に過ぎないため根本的な解決とはなりません。SASの原因は前回のコラムでも書きましたが、日本の場合7割が肥満です。多くのSAS患者にとって根本的な治療法は肥満を解消する事(ダイエット)なのです。

もし肥満でもない、飲酒の習慣もない、下顎も小さくない後退もしていないのにSASの場合は枕と敷寝具を見直してみる価値があるでしょう。

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側臥位イラスト

ちなみに側臥位(横向き寝)の場合は舌根の沈下が起きないので上気道が閉じません。そのためSAS対策に有効だと言われますが、基本的に人間は寝返りをうちます。寝付く時のイビキ対策にはなるかもしれませんが、寝ている間に再び症状が現れる事になるでしょう。側臥位はそこまで有効な対策とは言えないと思っています。

更にSAS対策という謳い文句で横向き寝用の枕がありますが、このタイプの枕のほとんどは横向きが楽な様に枕の高さが高く設計されています。これでは寝返りをして仰向きになった時には喉が詰まってしまいます。喉がつまるということは上気道の閉塞を招くことになりますので元の木阿弥です。

SASの治療で大事なのは原因を知り、原因にアプローチする事です。(どんな病気の治療にも言える事ですが。)

ただしその前に、まずは自分がSASかどうかを知る事が先決です。

睡眠中にイビキや呼吸が止まる状態があると誰かに指摘されたことがあったり、日中に異常な眠気(重要な会議や運転中での居眠り)に襲われる方は、一度お近くの「睡眠外来」で診察してもらいましょう。

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by sleepdesigner:圭



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