快眠アドバイス 『カラダに合わせるだけじゃ「自分に合った枕」は見つからない!』



当店へ「自分に合った枕が欲しい」と相談に来られるお客様はけっして少なくありません。


たくさん枕を買ったけど未だにコレっていう枕に出会ったことが無いという話も良くお聞きします。


当店では、枕を合わせる際に必ずお聞きすることが2つ。


「自分に合った枕が欲しいと考えている理由」





「現在、使用している敷ふとん(ベッドマットレス)の硬さ」


です。


「自分に合った枕が欲しいと考えている理由」をお聞きするのは、その人の悩みの解決法が本当に枕だけなのかを検討したいからです。テレビや雑誌が枕を話題にするケースが増えたことで、幅広い眠りの悩みが枕1つで解決すると思い込んでしまうケースも時々ありますので。


ちなみに、枕の相談にいらっしゃる方の悩みとして多いのが起床後の肩コリや首コリです。寝つきが悪くて困っている場合も多いですね。これらの悩みの場合、枕が原因の可能性はもちろんありますが、他の原因として「体の冷え」や「光の浴び方が悪い」可能性もあります。


この場合は生活習慣の改善も必要かもしれませんとお伝えして、下の画像の様なA4サイズリーフレットをお渡ししています。


ライフスタイル


「現在、使用している敷ふとん(ベッドマットレス)の硬さ」をお聞きするのは、この敷ふとん(ベッドマットレス)の硬さによって、その人に合う枕の高さが変わってしまうからです。


オーダーメイドで自分のカラダに合わせて作ったはずの枕が、家で使ってみるとシックリしなかったなんてケースは、恐らくこの段階を省いたからでしょう。


色々な店舗でマイ枕、自分にピッタリの枕、オーダーメイド枕、ピローフィッティングなど名称は様々に、その人に枕を合わせるサービスが展開されていますが、その人の使用中の敷ふとん(ベッドマットレス)を考慮しない店舗には気を付けた方が良いと思います。


ちなみに当店の場合、枕を合わせに来たお客様の80%近くが硬い敷ふとんやベッドマットレスを使っているなと感じています。


そして、そもそもこの硬い敷ふとんやベッドマットレスを改善しないと枕を合わせる事が出来ないのです。


そのメカニズムを解説しますと…、


まず、枕の高さを合わせる時に仰向きの状態で寝姿勢を確認します。仰向きで確認するのはこの姿勢が人間にとって最も自然で負荷の少ない楽な寝姿勢だからです。


枕寝姿勢1


仰向きの時に自然な寝姿勢が作れていると、その状態を写真で撮って90度回転させたら直立の姿勢になります。頭の部分に視点を集中してみると、顔の表面が敷ふとんとほぼ平行となります。


枕寝姿勢3


次に横向きの状態の寝姿勢も確認しますが、硬い敷ふとんで仰向きの状態に合わせた枕を使うと、ほとんどの人がこの時に頭が変に落ちる不快な感覚や肩への圧迫感を訴えます。この訴えを解決しようと安易に枕の高さを上げてしまえば、最初に合わせた仰向きの寝姿勢が崩れてしまいますので注意しなければいけません。


枕寝姿勢2


下のイラストの様な横向き対応として枕の両側の高さを極端に上げた様な枕も存在しますが、このタイプは寝返りに余計な力が必要になるのでオススメはしていません。


枕構造


この仰向きと横向きに対応するために敷ふとんの力が必要になってきます。


ある程度のボリュームがある柔らかい敷ふとんで「肩を落として」あげるのです。下の写真の様に硬い敷ふとんの上に重ねる「2枚敷スタイル」も良いですし、「伝統の綿ふとん」や「高反発素材」なら基本的に1枚でも大丈夫です。


枕寝姿勢4


この枕と敷ふとんの連動感、肩や腰への負担の少なさは画像で見るより体験して頂くことが一番分かりやすいと思います。また、この状態にすると枕の高さが更に低くなりますね。敷ふとん(ベッドマットレス)の硬さで枕の高さが変化することも実感出来ます。


それから仰向きと横向きの寝姿勢を確認しようとすると、「寝返りはうちません」なんて凄い事をおっしゃる人も時々いらっしゃいますが、眠った姿勢と起きる姿勢は大抵一致するのでそう感じるだけです。寝ている間に体を動かさなかったら、全身にコリや痛みの症状が出て恐ろしい状態で起きるはずです。


一晩に人間は20~30回の寝返りをうつのが普通です。寝姿勢は仰向きと横向きの両方を必ず確認しましょう。


柔らかい敷ふとんを使うと仰向きの寝姿勢が崩れるのではと思う方もいらっしゃると思いますが、写真の様に下に硬い敷ふとんを使ってあげれば原則としてその様な心配はいりません。ほとんどの人が「体が楽になった」「気持ちイイ」とおっしゃってくれます。


もちろん上に敷く柔らかい敷ふとんのボリュームや素材の好みには個人差がありますので、その点も含めて実際の試し寝が大切です。


枕と敷ふとん(ベッドマットレス)は商品として別々に分かれて存在しているものの、体を支えるという機能からすれば同一の寝具なのです。一緒に考えないといけません。


まとめますと…、


自分に合った枕選びは自身のカラダに合わせるだけでなく、使っている敷ふとん(ベッドマットレス)とも合わせることが必要です。場合によっては敷ふとんを変えない限り、どうやっても枕が合わないこともあります。敷ふとん(ベッドマットレス)を考慮しつつ、頭も少し柔らかくして選びましょう。


by sleepdesigner:圭


◆その他の快眠アドバイス ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11902557375.html

◆ウメナ寝具のWebサイト ⇒ 〔http://www.umena.biz 

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