快眠アドバイス 『敷ふとんは硬い方がイイという誤解』

 

 

突然ですが「敷ふとんは硬い方がイイ」と考えている方は手を上げて下さい。


恐らく未だに多くの方が手を上げるでしょうけど、快眠を手に入れたい方はその様な考えと今日からサヨナラしましょう。


近頃、朝起きて腰や肩を中心に体中が痛い、もしくは部分的に痛みやコリがありグッスリ眠った気がしないといった症状を抱え、原因が寝具にあるのではと相談にいらっしゃる方が多くなりました。


事実、起床後にその様な症状が強く出るのであれば寝具に原因がある可能性は非常に高いです。特に寝具の中でも体を支える敷ふとんやベッドマットレスに注目しましょう。


つい先日も敷ふとんを2枚重ねて使っている男性がその様な悩みを抱いてご来店されました。


敷ふとんの状態を聞いてみたら羊毛混敷ふとんと言われるタイプの敷ふとんを2枚使っている様でした。このタイプの敷ふとんはホームセンターなどの量販店でよく見られる敷ふとんですね。下の写真の様な敷ふとんです。


羊毛混
※この様なタイプの敷ふとんの製品寿命は、中に使われる芯材にもよりますが、もって約3年です。


どちらも10年以上使ってペタペタに薄く硬くなってしまっているので2枚重ねているとの事。


敷ふとんは硬い方がイイとの噂を聞いて、敷ふとんの下に使う硬質マットレスを探しにいらっしゃいました。


硬い敷ふとんに仰向きや横向きで眠った時、体に掛かる圧力が出っ張るお尻と肩に集中します。すると腰の部分は宙に浮き、緊張した状態が生まれてしまいます。この状態で眠ることが、寝具が原因で起きる腰痛の仕組みなのです。


また、横向きになった際に肩が窮屈に押しつぶされてしまうことで、姿勢が崩れ肩コリを引き起こしたりもします。もちろん、この様な状態ではリラックスも出来ません。これでは起床後の腰や肩の痛みだけでなく寝つき(入眠)の段階にも支障が出ます。


硬い敷ふとんの上に寝て意味があるのは短時間。ストレッチの一環程度と考えて下さい。


敷ふとんを含めた敷寝具全般には体に掛かる圧力を一点に集中させない能力が必要になるのです。少し聞きなれないですが、寝具業界内では「耐圧分散」という言葉で表現されます。硬い敷ふとんやベッドマットレスには大切なこの能力が備わっていないのです。


つまり、敷ふとんは硬い方がイイではなく「耐圧分散に優れた方がイイ」が、一応の正解という訳です。


耐圧分散
※体の凸凹をキレイに埋めてくれる素材や組み合わせを考えましょう。

 
今回、相談に来られた男性には上記の理由を説明して「お客様に必要なのは下に使う硬いマットレスではなく、上に使うボリュームのある柔らかい敷ふとんです。下に硬いマットレスを使っても恐らく症状は改善しません。」とアドバイスしました。


それなら家に使っていない綿の敷ふとんがあるので、それを試しに使ってみますとの事でした。グッスリ眠れていることを祈るばかりです。


2枚敷
※2枚敷というスタイルの正しい組み合わせは、下に敷く敷ふとんは硬いもので姿勢を整え、上に敷くボリュームのある柔らかい敷ふとんで耐圧を分散させます。


さてさて、先ほど“一応”の正解と書きましたが、それは敷ふとんを耐圧分散の力だけで判断してはいけないからです。


敷ふとん選びには耐圧分散だけでなく「寝返り」というポイントも重要視しましょう。


少し前にブームになって、今でも通販や量販店では目に付きますが「低反発」という素材があります。この素材が敷ふとんに適さないのが、まさに寝返りを妨げるからなのです。耐圧分散という基準だけなら低反発は優れた素材です。しかし、その上で楽に動けるか、寝返りがスムーズにうてるかというと違います。


低反発で失敗した人はたくさんいます。特に力の弱い年配の方は使わない方が良いでしょう。ウメナ寝具では寝具の素材として低反発は扱いませんし、オススメもしません。


低反発の失敗談は本当に多いのでこの機会に触れさせて頂きました。もちろん中には体に合う人もいるのでしょうけどね。広告として良いですよって宣伝してますからね。


ただ、寝具はあくまで自分に合うかどうかです。それは実際に自身が試し寝してみる以外に手は無いです。寝具選びに失敗したくない人は面倒ですが「試し寝」というステップは必ず踏みましょうね。


by sleepdesigner:圭


◆その他の快眠アドバイス ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11902557375.html

◆ウメナ寝具のWebサイト ⇒ 〔http://www.umena.biz

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