2014年

7月

17日

快眠アドバイス『接触冷感素材について』

 

 

いよいよ本格的に暑さが増してきました。夏も本番を迎えようとしています。


これから数ヶ月は寝苦しい日々が続くと思うと、ゾッとしますよね。


そんな夏の睡眠を少しでも快適にする為に「接触冷感素材」なるものを使った寝具がここ数年で目立つようになりました。


このブログ内でも何かのテーマのついでにチョロチョロっと触れてきましたが、お客様からのお問い合わせもあったり、良いタイミングだと思いますので接触冷感素材をメインテーマに私見を書こうと思います。


結論から言うと、当店では接触冷感素材は扱いません。当然、オススメもしません。


理由は夏の寝具で大切なのは冷感ではなく「吸湿性」と「発散性」だからです。


夏の寝具の条件は何度も書いていますので、もう知っているよ~って方はこの先読まなくてイイかと思います。


そうじゃない方のみ、お先へお進みください。


人間が眠る時は汗をかき深部体温を下げないといけません。寝入って最初の30分にガッと汗をかく様に仕組まれています。この時の発汗によって出た汗を寝具に吸わせないとジトジト、ムレムレで温度の高さも相乗して寝床内(寝具の中)の不快感が増し、とても眠れる状態にはなりません。


日本の夏は湿度が高いことが原因で嫌な暑さとなることは、皆さんお分かり頂けると思います。


寝床内もそれと同じです。


「湿度のコントロール」が夏の寝具選びの決め手なのです。


話題の接触冷感素材とはポリエステル素材が中心。ポリエステル等の化学繊維は睡眠時の発汗に対応できるほどの吸湿性も発散性も備わっていません。


触れた一瞬は冷たいかもしれませんが、その上で30分も横になっていたら気持ち悪くなります。昨年、買って使ったけどイマイチだったという方も多いみたいで、問屋さんの話でも今年は動きが鈍くなっているそうです。


いつか流行った冷感ジェルパッドと似ていますね。最初のヒンヤリ感だけってやつです。


ただし、その中でも割り合い好評なのはハニカム構造を利用した商品。


ハニカム構造1
ハニカム構造2


ハニカムとは蜂の巣という意味で、蜂の巣の様な立体的な構造により寝具と身体の間に隙間を作って空気を通し発散性を高めることが出来ます。接触冷感素材が理由じゃなくて構造のおかげって訳です。


ただし、この構造は簡単に作れるものではありませんので、たとえ素材に化繊を使っても売価はそこそこ高くなります。売価が高くなれば化繊のメリットは1つ消えることになりますね。


当店では夏の寝具には素材として「麻」と「綿」を使ったものを中心に、掛寝具に関しては「真綿(シルク・絹)」もオススメします。また、発散性の良さという部分でタオルケットよりもガーゼケットをメインに扱います。


やはり自然の偉大な力を、人間の手で作り出すのはそう簡単な話ではないと思いますね。感謝して恩恵にあずかりましょう。


そして忘れちゃいけないのが、エアコンや扇風機といった空調機器も活用して頂く事です。


これは私の場合ですが、室温が30℃を超え、湿度も60%を超えた寝室環境ではどんな寝具を使おうが眠れません。この辺の限界点は人それぞれでしょうけど、とにかく良質な睡眠を寝具にだけ頼る様な事はしないで下さい。


私もエアコンの風は好きじゃないので出来れば使いたくないですが、眠れずに日中のパフォーマンスを悪化させる方がおかしな話だと思っています。


その為、風が直接当たらない様に風向を調節し、扇風機も併用、布団に入る2時間位前からエアコンを入れ家具も含めて寝室全体を冷やす様にしています。設定温度は29℃です。設定温度や時間は個人差がありますので、自分にあったものを探して下さいね。


使うか使わないかの2択では無くて、使う場合には何を注意すべきなのかを知っておく事が大切とも言えるのかな。


以上。接触冷感素材について、私なりの考えを述べさせて頂きました。


どうぞ、ご参考に。


また、今回のブログ内容に関連する記事もご紹介しときます。


【メディア連動企画】クイズ 「睡眠・寝具に関する身近な疑問」夏の眠りを制するポイントとは…
⇒ http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11853887854.html

【快眠コラム】夏の眠りは湿度が決め手
⇒ http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11553469847.html


by sleepdesigner:圭


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