快眠コラム:睡眠と運動の関係

就寝時刻の2~3時間前に軽い運動を行うと、寝つきが良くなり睡眠全体の質も上がるという研究報告があります。

これは人間の睡眠がホメオスタシス(恒常性機構)という「疲れたから眠る」という原理に従っているからと、運動に伴う加温効果が関係しているからと言えるでしょう。特にこのケースの場合は加温効果の方が大きく関係していると思われます。

前回の快眠コラム「睡眠と入浴の関係」でも触れましたが、人間が一日の中でもっとも体温が高い状態の時(一般的に就寝時刻の2~3時間前)に、身体へ適度な加温を行うと、その後の放熱作用が促進されて深部体温が下がりやすくなります。この深部体温の低下をスムーズに行えると、寝つきが良くなり深い睡眠の量が増加するのです。

ただし、運動による加温効果を活用する場合も気を付けてほしいことがあります。それは激しい運動にならないこと、逆に言えば「軽い運動」にすることです。ウォーキングやストレッチ、ヨガなど心拍数の上がらない運動にしましょう。この時間帯に心拍数を上げる激しい運動を行うと交感神経が優位に働き興奮状態となりますので、むしろ睡眠を妨害する結果となってしまいます。

また、運動の体温上昇度は、個人の相対的運動強度(最大酸素摂取量)によって決まってくるため、運動習慣の有無によって加温効果の強弱は決まってきます。要するに運動習慣の無い人の方が加温効果の影響を受けやすい事になるのです。

しかし、別の研究報告ですが、運動習慣のある人の方が徐波睡眠(深い睡眠)の量が多くなるという報告もあります。おそらく運動習慣を持つ人は加温効果とは別の効用を得て睡眠の質が良くなっていると言えるでしょう。肉体的な理由や精神的な理由、色々と考えられます。

運動習慣と睡眠の関係については新しい情報が入り次第お知らせしたいと思いますが、就寝2~3時間前の軽い運動が睡眠に良い影響を与えることはまず間違いないです。

運動不足と不眠でお悩みの方は、最初は何かをしながらでも良いので「出来る運動」を続けてみましょう。


by sleepdesigner:圭


◆他の快眠コラムはこちら ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11523869748.html

◆ウメナ寝具のWebサイト ⇒ 〔http://www.umena.biz

PAGE TOP