2013年

10月

18日

快眠コラム:毛布比較論前編 ~化学繊維系~

もうすぐ毛布が恋しくなる季節ですね。ただ、毛布と一言でくくってもその種類は様々です。今回はそんな毛布達を独断で比べてみます。良ければ毛布選びや毛布の使い方の参考にして下さい。

さて、当店で扱う主要毛布は大別すると6種類。化学繊維系の「アクリル毛布」「マイクロマティーク毛布」、天然素材系の「綿毛布」「ウール毛布」「シルク毛布」「カシミヤ毛布」です。一般的に市場に出回っている毛布も大別すればこの6種類に分けて問題ないでしょう。

ちなみに、この他にはカシミヤと同じ高山動物の「アルパカ毛布」や「ビクーニャ毛布」、ラクダの毛を使う「キャメル毛布」などが昔からあります。神の糸と呼ばれるビクーニャはワシントン条約で厳しい輸入制限がされているのでとっても高価です。

それから最近は低価格を追求して化学繊維の毛布が増えています。アクリル以外にポリエステルやナイロンを使った毛布もあるようです。

それでは主要6種の毛布の特徴を順に書いてきます。

「アクリル毛布」
$ウメナ寝具のBLOG-アクリル毛布

アクリルニトリルという石油が主原料の化学繊維系の毛布で、今、毛布と言った時に多くの方が思い浮かべる毛布だと思います。発色性の良さと肌触りの滑らかさが特徴です。その為、柄のキレイなモノが多いです。後は比較的重さがあります。化学繊維なのでご家庭で気軽に洗濯も出来ます。

ただし、アクリル毛布の最大の欠点は吸湿性の悪さです。人は冬でも眠ると発汗しますので、この時の水分の吸湿を怠ると冷えに変ります。被った時の感触は暖かそうでも、一晩使うと実はそれほど暖かくはないのがアクリル毛布なのです。

その性質上、睡眠の質を考慮した使い方をするとアクリル毛布は肌から遠ざけて使った方が良い事になりますので、掛布団と合わせて使う場合は掛布団の外側(上)に使う事になります。睡眠の質を考えた使い方をすると、せっかくの滑らかな肌触りを生かせない矛盾に陥るのです。

現在、冬の掛布団として主要となった羽毛ふとんとの相性も悪く、布団の下に使えば蒸れて寝返りが増え、睡眠の質の低下とともに、毛布の表面が滑らか過ぎて羽毛ふとんがズレ落ちます。上に使えば重さが増して、羽毛ふとんの長所である軽さが無駄になるのです。

アクリル毛布は綿ふとんとの併用や、女性やご年配の方などの発汗量が少ない人には良いかもしれませんが、それでも当店としては基本的にオススメはしていません。

「マイクロマティーク毛布」
$ウメナ寝具のBLOG-マイクロマティーク

マイクロマティークとはインビスタ社の作る超極細ポリエステル繊維で、その素材を使った化学繊維系の毛布です。最近、よく見るマイクロファイバーとは名前は似ていますが別物です。

当店で扱っているタイプのマイクロマティーク毛布は、同じ化学繊維のアクリル毛布と違って、吸湿性を高める特殊な加工(サイバーフィット加工)を施しています。この為、化学繊維系毛布の欠点である吸湿性の悪さが解消されます。また、シルクよりも細い超極細繊維の肌触りは非常にソフトで気持ちが良いのも特徴です。

当然、使用する場合は掛布団の内側(下)で大丈夫です。化学繊維系毛布の長所ですが、ご家庭でのお洗濯が気軽に行えます。

欠点は価格です。特殊な繊維と加工の為に、同じ化学繊維のアクリル毛布の一般的な相場と比較すると3.5~4倍程の価格になってしまいます。シングルで約2万円ほど。

ただし、一度使うとリピーターとなってくれるお客様は多いです。温かいだけでなく化学繊維なのでダニやノミの温床にはなりませんし、やはりご家庭で気軽に洗えるのが喜ばれています。

私は毛布のみならず化学繊維系の寝具の特殊効果は疑ってかかるようにしていますが、このサイバーフィット加工を施したマイクロマティーク毛布は確かに気持ち良かったです。同じ化学繊維系の一般的なアクリル毛布にある嫌なムレ感がありませんでした。

リピーターが出来るのもうなずける毛布です。

さて、前篇はここまでになります。次回後篇は天然素材系毛布を紹介します。


by sleepdesigner:圭


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