2013年

6月

27日

快眠コラム:夏の眠りは湿度が決め手

夏は疲れが溜まりやすい季節、毎晩グッスリ眠って体力をしっかり回復したいですよね。しかし、暑苦しい日本の夏の夜はなかなかグッスリ眠るのが難しいものです。

そんな夏の眠りを制するために大事なポイントが「湿度」です。

そもそも人間が快適に眠る為には、『寝床内気候を温度33℃(±1℃)、湿度50%(±5%)にする。』という非常に大切な条件があります。寝床内気候とは、敷寝具と掛寝具に挟まれた空間、要するにおふとんの中の状態のことです。

この条件の温度33℃って夏場の気温と比較してみると意外に高い数値だと思いませんか。夏でも夜間睡眠中は体温は下がっていきますので、ある程度の保温性は必要なのです。夏でも何かお腹にかけていないと安心できなかったり、体調を崩した経験のある方は多いと思います。

では、もう一つの条件である湿度50%という方に注目してみましょう。

「蒸し暑い」という言葉は日本の夏の特徴を端的に表現していると思います。日本の夏は蒸す。つまり、湿度が高いわけです。日本の夏の湿度は地域によってバラつきがありますが、平均すると70%位になります。当然、室内ではもっと高くなるでしょう。夏場にグッスリ眠る為には、この湿度を下げる必要があることは明白ですよね。

日本の夏は、夜の気温が30℃を超える様な時もあります。当然、室内の温度はそれ以上になりますので室温(温度)を下げる必要が無いとは言いません。ある程度までは下げないといけないでしょう。ただ、それだけでなく一緒に湿度も下げることを忘れないで下さい。

さて、具体的に湿度を下げる為に必要なのは「空気の流れ」を作ることです。風の吹く日とそうでない日の体感気温の違いは皆さん自身の経験からも分かると思います。風が吹いていると真夏でもそれなり涼しく感じますよね。寝室内、もしくは家の中全体で空気が流れるように工夫しましょう。

そして、作った空気の流れを睡眠により効果的に活かす為には、「寝具と身体の間に隙間を作る」ことが必要です。

人間は眠ると必ず汗をかきます。すると身体の近い部分の湿度は急激に高くなります。この状態を放置するとグッスリと眠ることは出来ません。高まった湿度は素早く下げる必要があり、その為に寝具と身体の間に隙間を作って空気を流すのです。

寝室内の空気の流れを作るのは扇風機が良いでしょう。ベッドを使っている人は、ヘッドボードと壁との間に空間を設けたり、ベッドの下に物を置かないようにするのも効果的です。そして、中空繊維である麻やハニカム構造の敷パッド、肌との接触面積を減らした楊柳やワッフル加工の生地を使った寝具を使ってみましょう。自然な涼しさを感じられるはずです。

※ハニカム構造(正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造。ハニカムとは英語で「蜂の巣」という意味。)

また、タオルケットに代表されるタオル地の寝具は夏の定番寝具なのですが、実際に使うと身体との間に隙間が出来ないため汗は吸いますが放出されにくいので、思っている以上に蒸れて暑く感じます。最近は吸湿性に加えて放出性もあるガーゼケットやガーゼ素材の寝具が人気を集めています。

それから、湿度という視点で考えれば吸湿性の悪いジェル系や化学繊維系の冷感寝具は避ける方が無難です。

『寝床内気候を温度33℃(±1℃)、湿度50%(±5%)にする。』という原則のもと、日本の夏は特に湿度に気を配り、快適な夏の眠りを手に入れましょう。


by sleepdesigner:圭


◆他の快眠コラムはこちら ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11523869748.html

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